今こそ口腔ケア!

ブログを見ていただき、ありがとうございます!

盛岡市の歯医者、都南歯科医院の山田優貴です。

都南歯科医院は、患者さんの

~心と体の健康を育む〜

を理念に、日々診療に励んでおります。

今回は、

今こそ口腔ケア!

というテーマ

についてお話しします。

今、全世界でコロナウイルスが流行し、

今までの当たり前が、当たり前ではなくなってきている最中、

都南歯科医院としても、私個人としても、

『目の前の当たり前は、とても幸せでありがたいことなのだ』

と実感しております。

世間は

『ステイホーム』

と名をつけ、

家にいることで感染リスクを防ぐため、

日々過ごしておりますが、

感染リスクを防ぐ反面、

ステイホームの落とし穴もあります。

(前提として、ステイホームを否定しているのではなく、

より良いステイホームをして欲しいという思いでメッセージしております。そして、これはあくまで山田優貴個人の意見です。この2点をご了承ください^^)

それは、2点あります。

一つは、

『口腔ケアを怠ることで、全身疾患のリスクが上昇する』

もう一つは

『口腔ケアを怠ることで、コロナウイルス 感染リスクが高まる』

ことです。

一つ目の

『口腔ケアを怠ることで、全身疾患のリスクが上昇する』

に関してお話しします。

口腔ケアとは、

患者自身が歯ブラシやフロスなどを使用してご自宅で口腔ケアするセルフケアと、

歯科医院に来院いただいて口腔ケアするプロフェッショナルケアがあります。

歯を残すためには、

このセルフケアとプロフェッショナルケアの

どちらも大切であると言われております。

痛いときだけ来院する方、ブラッシング指導のみを受けている方、
プロフェッショナルケアを受けている方では、80歳時点で残存歯数に20本も
差が出ていることがわかります。


なぜ、セルフケアのみで歯を残すことができないのか?

それは、

ご自身では取りきれないプラーク(虫歯菌や歯周病菌の集合体)があるからです。

その取りきれていないプラークによって、

口腔内環境が汚染され、歯周病や虫歯が発生し、歯を失うに至ります。

つまり、

口腔内環境は、

セルフケアのみでは改善できないということがわかります。

ということは、

プロフェッショナルケアを受けられない状況というのは、

口腔内環境の悪化によってリスクが高まると言われている

誤嚥性肺炎、脳梗塞、心疾患、または、

妊婦さんの低体重児出産などのリスクも高まってしまうということになります。

それを避けるためにも、

なるべく定期検診に受診できる環境を

都南歯科医院では整えております!

↓詳細はこちら

http://tonandc.sakura.ne.jp/blog/146/


それでも不安な方は、

ぜひおすすめなのが、

デンタルフロスを使用することです!

いつもの歯ブラシによるブラッシングに加え、

フロスを使用することで、

歯間部に残っているプラークの除去が可能となります。

是非お試しください^^

続きまして、

『口腔ケアを怠ることで、コロナウイルス 感染リスクが高まる』

ことについてです。 

元国立感染研究所で鶴見大学歯学部教授 花田信弘先生 がNHK総合テレビ「あさイチ」に2020年4月20日にご出演され、「新型コロナウイルス感染症 と口腔衛生の関係」を話されました。

ここで花田先生は、

『いつも肺の中に少量の歯周病菌はいる。通常は問題ないが、コロナウイルス に感染すると肺の免疫力が低下するため、ウイルス性の肺炎と細菌性(歯周病菌)の肺炎のダブルパンチが起こる。これが最も危険である』

と言っております。

つまり、

常日頃から

口腔ケア(セルフケアとプロフェッショナルケア)をすることが、

コロナウイルス に打ち勝つ免疫を作ることと直結するわけです。

そのリスクを軽減させるために重要なことは、以下の通りです。

①うがいの徹底

 花田先生は以下のように情報提供されてます。

 『実効再生産数を低下させるために飛沫感染の原因である唾液腺に由来する唾液のウイルスを殺菌力のある洗口剤で常に失活させることが大切です(洗口剤使用を推奨します)』

都南歯科医院では、コロナウイルス に有効なイソジンうがい薬を推奨します。

外出後、是非使用することをお勧めします。

②舌清掃の徹底

 花田先生は以下のように情報提供されています。

『受容体のACE2は唾液腺だけでなく口腔粘膜と舌にもありますので舌磨きでウイルスにより死滅した細胞と生きたウイルスを舌磨きで除去することも大切です。』

舌に付着している舌苔という苔状の物質のなかに歯周病菌などが存在しており、さらにはウイルスも付着していると言われています。それを物理的に除去することが大切になります。

除去方法は、

1、まず舌苔を濡らす

2、舌ブラシで舌苔を擦り取る

  →ゴシゴシしすぎろと、舌を炒めます。

   舌を傷つけないように優しく取り除きましょう。

3、うがいをしてしっかりと吐き出す。

是非チャレンジしてみてください!

③ブラッシングとフロッシング

 花田先生は以下のように情報提供されています。

『歯周病菌などグラム陰性菌のエンドトキシン(LPS)による新型コロナウイルス感染者のサイトカインストームを防止するためにこれまで以上に歯磨きとフロッシングを推奨し、歯肉炎のない状態を維持することが大切です。ウイルス性肺炎に続発する細菌性肺炎を防止するために、歯周病の治療は必須です。』

もちろん一番大切なことは、

歯科医院へご来院いただき、プロフェッショナルケアを受けていただくことですが、

不安な方は、より一層のブラッシングとフロッシングを心がけていただけますと幸いです。

最後に、

都南歯科医院は、

皆様の心と体の健康を育めますよう、

最善を尽くしてまいります。

今後ともよろしくお願いいたします!

ご予約はこちらから↓h

https://tonandc.com/first.php